除雪の仕方とコツ
スコップは必須、スノーダンプがあれば効率アップ
スコップを使うときは雪を切り出す要領で行うのが基本。右、左、そして奥にスコップの先端を使ってさっくりと切り込みを入れたところにスコップを差し込み、雪塊を掘り起こします。この時、塊が大きすぎると運びきれないので注意が必要。自分の体力はもちろん、そのときの雪のコンディションを見ながら無理のない大きさで作業しましょう。
除雪は体全体を使って作業をする
雪かきは腕の力だけにたよるのではなく、足や腰も使いましょう。スコップを使う際は、腕の力だけではなく、足と腰の力を使った方が効率的です。雪を持ち上げるときは、背筋を伸ばして膝を曲げ、体全体で持ち上げるようにしましょう。スコップで雪を持ち上げる場合は、雪山に近づいた方がより軽い力で雪を持ち上がることができます。
また、作業中は深く腰をかがめがちですが、腕の力だけに頼ることなく体全体を使って作業しましょう。慣れないうちは手の力でスコップを使うために、すぐバテてしまいます。足腰を踏ん張るようにして雪を運ぶといいでしょう。
加えて、できるだけ雪に体を近づけて作業したほうが力が入りやすいです。持ち上げた雪を投げるときは腰をひねりすぎないように。このときに腰を痛めてしまう人が多発しています。斜め上30度くらいの向きにスコップの重さを利用して投げる感じでスコップを振り、ピタリと止めるような感じで行うと、雪が塊のまま遠くまで飛んでいきます。
動きやすい服装で
雪かきはできれば除雪に向いている服装で除雪を行いましょう。足元はおしゃれなスノーブーツもいいですが、作業中に雪が入ってくると非常に不快ですし、長時間濡れた状態でいるとしもやけの原因にもなります。できるだけ、ひざ下の長い長靴を選ぶと雪かきもはかどるでしょう。
手袋は軍手でもいいですが、できれば屋外用のゴム製の手袋もスコップを扱う時に滑らず、疲れにくいのでおすすめです。これもホームセンターなどで購入可能です。もし軍手を選ぶなら、指にゴムが付いた少し値段の高いタイプにしましょう。
頭を保護し、防寒にもなるので帽子も着用しましょう。雪が降ってきても小さな傘をさすのと同じ効果があり非常に快適です。
作業着はねるべく軽めのものを選びましょう。動きやすさはもちろん、除雪中は汗をかいて暑くなるので厚着は避けたいところです。防寒性の高いヒートテックなどのインナーの上下に、パーカやウインドブレイカ—のようなアウターならばっちりです。